日本国際保健医療学会 学生部会
 第2回国際協力ワークショップ
〜アフガニスタンの医師と
   医学教育・地域医療の復活を考える〜

主催:東京大学医学教育国際協力研究センター
共催:jaih-s



◆プログラム概要◆

【日時】 2006年11月25日(土) 10:30〜16:30
【場所】 東京大学医学部総合中央館(医学部図書館)  3F333教室
【内容】

10:30〜10:35 Opening

10:35〜11:15 「ODA出前講座:政府開発援助(ODA)概論と保健医療協力」
外務省国際協力局多国間協力課課長補佐 山本太郎先生

11:15〜11:30 質疑応答

11:30〜12:00 「医療者教育の国際協力を考える上での手順」
東京大学医学教育国際協力研究センター 大西弘高先生

12:00〜12:30 Small Group Discussion1

12:30〜13:20 昼食(主催者側で提供します)

13:30〜14:10 「アフガニスタンの医療と医療者教育」
カブール医科大学 Hedayatullah Salehi先生

14:10〜15:10 Small Group Discussion2
「アフガニスタン地域医療改善のためのアクションプラン開発」

15:10〜15:50 各グループの発表と全体討論

15:50〜16:10 「イスラム圏における国際協力」
国立国際医療センター国際医療協力局派遣協力第2課 仲佐保先生

16:10〜16:20 質疑・応答

16:20〜16:30 Closing



◆参加者の声◆

☆ 企画としてExcellent。次回も是非参加したい。

☆ 他の人々と国際協力のことを話すのは為になった。英語力をさらにつけたい。

☆ 英語がある程度話せる必要があると思った。グループメンバーの英語スキルが高くて、正直ついていけなかった。しかし、これを機に英語をきちんと勉強する必要があると感じることができた。アフガン現地の人と話ができたのも非常に意味がある。話にリアリティがあり、大変勉強になった。

☆ とても感銘を受けました。今後、対外協力について考える際の参考にしていきたいと思います。

☆ このようなワークショップの時間があると、参加者と仲良くなれ、さらに色々な考えが聞けて凄く勉強になります。

☆ 話し合う時間が少し足りなかった気がする。

☆ 自分のモーチベーションを上げる良い機会となりました。

☆ グループごとの発表をしましたが、それぞれに出た解決策の次にそこから生じる問題点についても討論できたらよりおもしろいと感じました。

☆ この内容の濃さなら2日間使っても良いと思います。

☆ 大変良かった。

☆ 前回も出席させていただきましたが、今回は前回よりもよくOrganizeされていました。

☆ 各講義とSmall Group Discussionの論点が重ならないので、ディスカッションがまとまらなかった。

☆ とても興味深い内容でした。楽しく参加させていただきました。次回もこのようなワークショップがありましたら、是非参加したいです。

☆ 国際協力に貢献するためには、単なる英会話力だけでは不十分で、専門知識や異文化に対する感受性も求められることに参加者一人一人が気付く大変貴重な機会であったと思います。

☆ あらかじめディスカッションの議題について知らされていると、もっと深く的を絞った討論ができたのではないかと思います。

☆ ディスカッションで研修員の方と話が出来、大変勉強になった。

☆ イスラム教圏の文化の根本的な違いが興味深い。


◆企画を終えて◆

今回は、東京大学医学教育国際協力研究センターの方々にお声をかけていただき、共催企画が実現しました。この企画では、現在JICA(独立行政法人国際協力機構)のアフガニスタン技術協力プロジェクトの一環で、東京大学に医学教育研修に来ているアフガニスタン・カブール医科大学の先生方と、英語でディスカッションをしながら、現在のアフガニスタンの状況を学ぶとともに、アフガニスタンの医学教育と地域医療の現状をどのように改善していくことができるのかを考えました。

現在アフガニスタンは、妊産婦死亡率1,700/10万出生、乳幼児死亡率170/1,000、栄養不良状態の子供の割合は40%前後と推定され、世界で最も保健状況の劣悪な国の一つと言われています。20年以上にわたる内戦、米国による軍事攻撃の結果、約35%の医療施設が破壊され、医師や看護師など多くの医療従事者が国外に流出しました。一般的に地域医療においては、2,000人に対し1人の医師で医療サービスを提供できるとされていますが、アフガニスタンの平均医師数は人口10万人に対し310人、地域によっては、人口10万人に対し1人の地域(Urozgan)もあり、深刻な医師不足と偏在に悩まされています。そのため、「基礎的な保健医療サービスの公平な提供」は、アフガニスタンの保健医療政策においてもっとも緊急に克服すべき課題となっています。

日本でも、現在「基礎的な保健医療サービスの公平な提供」がままならないほどの医師不足と偏在の問題が存在しています。そうした背景をシェアし合いながら、どうしたらアフガニスタンの現状を改善していけるのかを語り合いました。

アフガニスタンの先生方は、日本の学生に対し、戦後のアフガニスタンの状況を熱心に教えてくださり、電気が通らない、病院と家の往復の安全も確保されないなど、とても困難な状況の中で医療を再建する必要があること、そのためには医師の医学教育システムとともに、看護師や理学療法士、作業療法士などの医療スタッフの育成も非常に重要であることを教えてくれました。

先生方の言葉の中には、自分たちの置かれたとても厳しい状況を正面から受け止め、そこから逃げずに一つ一つ解決していこうという、強く、そしてとても暖かい意志が感じられました。

参加した学生も不慣れな英語が飛び交う中で懸命に耳を傾け、先生方の話に聞き入っていました。実際にそこに住み、自らが問題の解決に乗り出そうとしている方々のお話を伺い、ともに話し合うというのはとても貴重な経験となりました。

今後も是非このような企画を続けていきたいと思っています。
今回参加していただいた方々も、残念ながら参加できなかった方々も、また次回のご参加をお待ちしております。

(長嶺)
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