日本国際保健医療学会 学生部会


2014年度 西日本地方会ユースフォーラム
四川大地震から学ぶこころのケア〜活かせ九州の未来へ〜
第33回日本国際保健医療学会西日本地方会
後援:日本国際保健医療学会





 ■ イベントの趣旨説明
 ■ 実施概要
 ■ プログラム
 ■ タイムテーブルの各内容の詳細
 ■ 参加者の感想
 ■ 運営スタッフからのメッセージ




 
◆イベントの趣旨説明◆

  テーマ: 四川大地震から学ぶこころのケア〜活かせ九州の未来へ〜

皆さんはこころのケアについてどれくらいご存知ですか?

日本は自然災害の多い国です。記憶に新しいものでも、東日本大震災の地震
や津波、広島の土砂災害そして御嶽山の噴火など様々な災害があります。
災害が発生すると、家や親しい人を失い、こころに大小さまざまなストレスを
抱えることにもなり、さらに被災者へのこころのケアは、発生からの数か月間
のみならず5年間、10年間と長期にわたって必要となります。
では災害の被災者へのこころのケアはどのようなものなのでしょうか?

また、こころのケアは災害時に限らず、国際保健医療の場においても同様に重要
です。WHOは「4人に1人が生涯に一度以上精神障害を経験する」と報告してい
ます。とりわけ、自殺の問題は深刻で、世界で自殺死亡数は約100万人にのぼり
ます。しかし現状では、開発途上国では約40%の国において精神保健政策が策定
されてはいません。このため、将来国際保健医療に関わろうとする人々にとって
も、重要な学びの機会になったと思います。

本企画では、JICAによる「四川大地震復興支援−こころのケア人材育成
プロジェクト」が2014年5月に終了したことを踏まえ、当プロジェクトで長期
専門家を務められた田中英三郎先生を講師としてお招きしました。中国における
JICAの支援活動は、四川大地震が初めてであり、中国の全国婦女連合会などと
協力し活動が行われました。
中国や日本での活動を通じて、日本とは異なる文化習慣をもつ国での精神保健
を考える時間となりました。


 
◆実施概要◆

【日時】2015年2月28日(土) 12:00 〜 13:45
    〔第33回西日本地方会「途上国の食と健康−我々はいかに関われるか?」
    (9:00〜18:00)内の一企画として実施〕
【会場】鹿児島純心女子大学
【共催】日本国際保健医療学会(JAIH)
【参加費】学生500円、一般1000円
【参加人数】29名
【リンク】日本国際保健医療学会(jaih-s)西日本地方会ホームページ


 
◆プログラム◆

タイムテーブル

11:30〜12:00  開場・受付
12:00〜12:03  企画紹介・講師紹介
12:03〜13:32  講義・ワークショップ
13:32〜13:40  質疑応答
13:40〜13:45  クロージング

講師のご紹介

田中英三郎 (兵庫県こころのケアセンター主任研究員)

ご略歴:
 2001年愛媛大学卒業後、国立国際医療センター(現・国立国際医療研究センター
病院)に内科系研修医、総合診療部レジデントとして3年間勤務した。その後、国境
なき医師団フランスに参加して、グルジア共和国アブハジア自治区へ8カ月間派遣さ
れた。現地では、多剤耐性結核治療プロジェクトの担当医師として活動し、結核専門
病院での診療、地域への往診等を行った。帰国後は、国立国際医療センター精神科へ
復職した。
 2006年東京都立梅ヶ丘病院児童思春期精神科(現・東京都立小児総合医療センター
児童思春期精神科)へと異動した。都立梅ヶ丘病院では、男子及び女子思春期病棟、
児童思春期精神科外来を担当した。特に、自閉症スペクトラム障害(広汎性発達障害)
と前駆期精神病症状の関連について研究した。2010年東京大学大学院医学系研究科
公共健康医学専攻を修了し、公衆衛生学修士を取得した。
 2011年より、JICA四川大地震復興支援こころのケア人材育成プロジェクトに
短期専門家として協力するようになり、現地のこころのケア活動従事者に対する
研修会の講師、プロジェクト中間評価の評価団団員等を務めた。2012年からは、
四川省成都市に駐在して、プロジェクトの運営管理を担当する長期専門家を2年
間務めた。2014年に帰国し、現所属である兵庫県こころのケアセンター主任
研究員となった。
 専門は児童精神医学、災害精神医学、臨床疫学で、認定内科医、精神科専門医
・指導医、精神保健指定医などの資格を有する。


 
◆講義の詳細◆

まだまだ精神保健の分野が世界的に重要視されてない状況下で、四川大地震の
ときに先生は精神科医としてどのように活動されたのか、というお話を伺えま
した。また、講義時間中、3回のワークショップ時間を設けてくださり、PCM
分析に基づいて、地震が起きた際の関係者分析・問題分析、そして自分なら
どのようなスペシャルケアをその地域の人たちに提供するかについて、各班で
話し合い、発表しました。講演時間が大変短かかったにも関わらず、先生の
ご協力により、大変充実したワークショップを開催することができました。

講義の様子 PCMの手法を使ったワークショップの様子


 
◆参加者の感想◆

他の大学や他の県の方とお話できた。
あまり普段考える機会の少ないテーマでとても勉強になりました。
普段交流のない様々な学部の方とお話しをすることができ、良い刺激になった。
色んな方の意見を聞けて、新たな発見があった。


 
◆運営スタッフからのメッセージ◆

国際保健医療学会西日本地方会でユースフォーラムを開催する機会をいただき、
誠にありがとうございました。本ユースフォーラムでは、「国際保健医療の中での
こころのケア」をテーマに、実際に身近に災害が起こった時に誰が何を出来るのかを
考えました。今回のご講演が、ついなおざりにされがちなメンタルヘルスについて
考えていくきっかけになればと思います。

運営におきましては、講師の田中先生とは準備の段階から、お電話で打ち合わせを
重ねることができ、当日の講演時間が諸事情により急遽予定時間よりも短くなってし
まうというアクシデントの中でも、先生に臨機応変の対応をしていただいたおかげで、
参加者の満足度が高い企画が出来たと考えております。また、鹿児島県で開催され
ました本地方会ユースフォーラムでは、班員が宮崎県や熊本県にいたため、事前
準備や当日の荷物の運搬が非常にスムーズに出来ました。

最後になりましたが、企画・運営にあたりお世話になりました、田中先生、西日本
地方会大会長の帖佐先生、認定特定非営利活動法人じゃっど事務局や地方会
運営委員の方々、当日スタッフ、そして参加者のみなさまに深く御礼申し上げます。
(文責:10期前半勉強会B 多月周哉)


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