09.5.23第3回国連勉強会シリーズ 川上剛先生講演会

第3回国連勉強会シリーズ@福岡報告  
開発途上国と産業保健 〜働くという視点から世界の命を守る〜
《講師》川上 剛先生(ILOアジア太平洋総局)
    吉川 徹先生(労働科学研究所 国際協力センター)  
主催:産業医科大学国際保健研究部 & jaih-s
協力:ILOアジア太平洋総局


◇企画概要◇
国際保健というと医療問題に焦点が当てられがちです。しかし、開発途上国では労働環境も人々の生活にとって大きな問題となります。開発途上国では、労働者の権利や安全に対する概念が定着していない国も多く、それゆえに労働災害も多く存在しています。労働衛生の概念をいかに現場に定着・持続させていくのか。実際に労働衛生現場の第一線でご活躍されている、川上先生・吉川先生のお話を伺いながら考えました。

◇プログラム概要◇
10:00〜10:10 イントロダクション
10:10〜11:10 講演:貧困削減と開発における労働安全・衛生の意義 
11:10〜11:30 質疑応答
11:30〜13:00 ワークショップ(グループディスカッション)
13:00〜14:00 昼食
14:00〜14:15 発表準備
14:15〜14:45 グループ発表
14:45〜15:00 講評、まとめ
15:00 アンケート記入後、終了

◇参加人数◇
26名

◇参加者の声◇
・とてもためになる勉強会でした。産業保健の観点からじっくりと国際保健について考えることが出来て興味も深まりました。
・日本におけるメンタルヘルスに対す産業保健のあり方
・こういう勉強会に参加するのは初めてで最初は緊張したのですが、先生方の話はとても興味深く参加している方も皆さんすごく熱心だったのでいい勉強になりました。ありがとうございました。
・はじめて聞いた話が多くてとても勉強になりました。
・国際保健の形も様々で面白い
・非常に面白かったですが、とても腰が痛かった。
・はじめてこういう勉強会に参加させていただきました。今まで知らなかった世界に触れることできよかったです。産業保健についてこれからもっと知りたいと思います。また、私自身あまり意見が言えなかったのですが、皆さんが積極的にディスカッションをするのにとても良い刺激を受けることが出来ました。
・国際保健について聞く機会が無かったので勉強会になりました。メンタルケアについてもっと聞いてみたかったです。
・ILO自体の活動について、あまり知らなかったので本当に勉強になりました。
・ILOを通じて国連のことをちょっとでも知れて良い機会になったと思います。
・産業保健の第一線で働いている川上先生の話はとても役に立ちました。勉強になりました。
・途上国支援について考える上で”お金がないから”という現実を”出来ない理由”にしていましたが低コストでも出来ることは沢山あるという事を知って今後の活動に活かして生きたいと思いました。
・ILOについてしっかり学べた
・国際保健と産業保健がどんな風にミックスするのか興味があって来ました。日本の産業保健が進んでいるというわけでなく、途上国に学ぶことも多くあると感じました。
・実際に将来、産業保健に関する身なのでとても参考になりました。
・国際保健に対する考え方を深めることができ有意義な勉強をさせていただきました。
・健康と労働・予防の面からとらえることの大切さが分かりました。

◇企画を終えて◇
ILOの組織のあり方や実際のプロジェクト内容を学び、開発途上国の労働現場に定着し持続する援助とは何なのかを考えることができました。ILOでは現場に重点を置き、現場で働く労働者自身に、当事者意識を持たせる事を基本にしていました。自分たちで問題を発見し、解決させていくように促す姿勢は産業保健だけでなく、国際保健に共通するものだと感じました。また、吉川先生のお話からは日本の産業保健の流れや考え方を学びました。国際保健を産業保健の視点から考える勉強会でしたが、根本にある考え方には全く同じものがあると感じました。また、健康には労働を含めあらゆる要因が関与しており、 相手の健康問題だけを見るのではなく、その問題の起こった 背景を考え、改善することが重要なのだと実感しました。いつもとは異なる視点から国際保健を考える事がいかに大切かを実感した、とても充実した勉強会でした。




サイト名: 日本国際保健医療学会学生部会(jaih-s)   http://www.jaih-s.net
この記事のURL:   http://www.jaih-s.net/modules/tinyd10/index.php?id=67