日本国際保健医療学会 学生部会




2006総会ユースフォーラム(in 長崎)
〜国際保健への関わり方を考える〜

第47回日本熱帯医学会 • 第21回日本国際保健医療学会 合同大会



イベントの趣旨説明
実施概要
プログラム
■各企画の内容説明
  【10月14日】
   ・学生発表「Cross Your Dreams」
   ・シンポジウム「HIV/AIDSから見る国際協力」
   ・講義「専門家による特別授業〜医療人類学・栄養学・開発経済学・難民/平和問題」
  【10月15日】
   ・熱帯医学体験!熱帯医学研究所ツアー
   ・[国際保健学生フォーラム提供] HIV患者さんと考えるワークショップ
   ・「講義×4」上映会
総会実行委員からのメッセージ


                    
◆イベントの趣旨説明◆

今回のユースフォーラムは、全体テーマを「国際保健への関わり方を考える」として、国際保健分野に様々な立場から関わる先生方や学生をお呼びし、企画作りをしました。


◆実施概要◆

 ■会期: 2006年10月14日(土)・15日(日)
 ■会場: 長崎大学医学部構内(基礎棟・ポンペ会館・熱帯医学研究所)
 ■共催: 国際保健学生フォーラム
 ■後援: 日本国際保健医療学会・日本熱帯医学会・長崎大学熱帯医学研究所
        長崎大学熱帯医学研究会・国立国際医療センター
 ■参加費(学会参加費、宿泊費、資料代)
  【1次募集】2泊参加 4,500円  1泊参加 3,000円  当日参加 1,500円
  【2次募集】2泊参加 5,000円  1泊参加 3,500円  当日参加 1,500円
  【その他】 お弁当(お茶付) 500円   懇親会  2,000円
  【合計(全参加の人の場合)】 4,000円〜7,500円
 ■参加者数: 総勢 120名(2泊:50名 1泊:37名 当日:38名)
 ■リンク: 日本国際保健医療学会(jaih)学術大会
◆プログラム◆
総会タイムテーブル【10月14日(1日目)】
  
時間 内容
10:00〜10:35 1.学生部会の紹介
10:40〜12:30 2.学生発表「Cross Your Dreams」
13:30〜15:00 3.シンポジウム「HIV/AIDSから見る国際協力」
15:10〜17:20 4.講義「専門家による特別授業〜医療人類学・栄養学・開発経済学・
  難民/平和問題」


総会タイムテーブル【10月15日(2日目)】

  
時間 内容
10:00〜12:00 5.熱帯医学体験!熱帯医学研究所ツアー
10:00〜12:00 6.HIV患者さんと考えるワークショップ【国際保健学生フォーラム提供】
13:00〜15:00 7.「講義×4」上映会
18:00〜 8.懇親会

◆各企画の内容説明◆

 2. 学生発表「Cross Your Dreams!」 10:40〜12:30         
時間部屋1【医療系学生の活動】部屋2【社会科学系学生の活動】部屋3【マッチング部屋】
10:40

 〜

12:30
テーマ「国際協力のススメ」
◇吉田晴香さん(札幌医科大学医学部)
◇渡部明人さん(北里大学医学部)
テーマ「WHOでのインターンを通して」
◇錦信吾さん(鳥取大学医学部)
テーマ「社会的弱者のための保健医療」
◇吉村英子さん(宮崎大学医学部)
テーマ「IPPNW(核戦争防止国際医師会議)での活動」
◇茅野龍馬さん(長崎大学医学部)
テーマ「難民保健でのプライマリヘルスケア」
◇中里航平さん(東京大学経済学部)
テーマ「サンタクルス総合病院における病院実習」
◇石黒彩(帝京大学医学部)
テーマ「タイにおけるHealth and Social Development」
◇峰松和夫さん(長崎大学熱帯医学研究所大学院)
テーマ「世界AIDS会議政府代表団として感じたこと」
◇根本努さん(東京大学大学院)
テーマ「NPO HANDSインターンを通して」
◇阿部麻里恵(横浜市立大学医学部)
テーマ「AMSAでの活動を通して」
◇柴田和香さん(自治医科大学医学部)
テーマ「ホンジュラスにおけるコミュニティ調査」
◇安井理(高知大学医学部)









   *会場からは、「同じ学生が
     このような活動をしていて、
     とても参考になる」、「知り
     たいことが聞けてよかった」、
     「自分もやってみようと思った」
     などの声が寄せられました。










 3. シンポジウム「HIV/AIDSから見る国際協力」 13:30〜15:00


■説明
 HIV/AIDSを切り口に国際保健のキャリアを考えました。国際保健の様々な分野で活躍されている先生方3名をお招きし、まず、これまでの経歴をお聞きしました。そこから、現場のニーズを知り、様々な分野の先生方が1つの問題に対し、包括的にアプローチしていることを感じて頂けるように話を組み立てました。また、会場からも質問用紙にて質問を回収し、その中から選んだ質問も先生方にお聞きしました。

■講師の先生方
 ○有吉紅也先生(長崎大学熱帯医学研究所 感染症予防治療分野教授)
 ○谷村晋先生(長崎大学熱帯医学研究所 助手)
 ○村上友美子先生(看護師)

■参加者の声
 ★まず、自分が何が好きなのか、得意なのかあるいは苦手でないのかといったことを知る必要がある。そうすれば
   とりあえず自分の進む道が見えてくるのではないか。
 ★わりと好きなことをやっていても大丈夫なのだなと思った。
 ★まずは最初から’国際保健’と決めてしまうのではなく、自分が好きなことを楽しんで専門を見つけてそれを活か
   す、というスタイルが良いのではと思いました。
 ★学生のうちにフィールドにでて色々みてきたいと思いました。
 ★学生時代を楽しむことにします。
 ★熱意を強く感じた。
 ★HIV/AIDSというテーマというよりは現場のニーズを学べた。
 ★HIV/AIDSは今のホットトピックであると言われるがこの学生部会で再学習できてよかったと思う。
 ★いかにHIV/AIDSの解決が難しいかがわかった。
 ★自分の視野が広がった気がする。
 ★実際に海外で活躍されている先生方のお話を聞けてとても刺激になりました。ありがとうございます。
 ★自分の興味があることをとことんやること、誰にも負けない分野を作ることを学んだ。
 ★自分の専門をしぼっていきたいとおもった。専門を極めないと役立たないと思った。
 ★一番強く感じたのは急いで国際医療を目指さなくてもいいんだと言うこと。国際医療は待ってくれている。まずは
   自分の身を立てようと思いました。
 ★ジェネラリストと専門性の両面の必要さを感じた。



 4. 講義「専門家による特別授業」 15:10〜17:20 


■説明
 この講義は、国際保健医療に関わる医療以外の分野の専門家の先生をお招きして、その分野の入門となる講義、具体的な体験談をしていただき、幅広い分野について学ぶことを目的として行いました。学生が専門家の話をじかに聞き、これからの自分自身の将来に続く一歩になるようにとの思いを込めました。

■時間割・内容  
時間講義室1(定員100名)講義室2(定員30名)
15:10
 〜
16:10
【難民保健・平和問題】
「戦争と平和、保健医療者は何ができるか」
喜多悦子先生
【医療人類学】
「ネパールにおける女性の健康:人類学的視点から」
松山章子先生
16:20
 〜
17:20
【開発経済学】
「開発経済学入門」
山形辰史先生
【栄養】
「国際協力における栄養問題と改善のための活動」
石川みどり先生


■参加者の声(抜粋)

【難民・平和問題(喜多悦子先生)】

 ★とても興味深い話でした。国際協力に携わるには多方面での知識が必要であると思いました。
 ★興味はもっていたものの講義として聴くのははじめての内容でした。私自身個人としてアメリカの軍事介入に対し
   て疑問を感じていましたし、日本の医師としてどう関わっていけるのか考えていました。私の結論としては教育の
   重要性が平和構築に大きな位置を占めていると思います。世界の中で日本がこれだけ発展しているのに平和の
   授業が医学部で全くないのはおかしいと思います。今後もこのような情報に敏感でありたいと思います。
 ★全く今まで知識のなかった分野で、その道の専門家の喜多先生のお話をきけて非常に良かった。戦争・内戦と
   テロとの違いなど、特に考えたこともなかった事でしたが、わかりやすい言葉で説明していただき、さらに現状・そ
   の問題点も網羅されていたのでとても頭に入りやすかった。このような貴重な講義が拝聴できて良かった。
 ★とても系統だった分かりやすい講義でした。看護の立場から平和を考えられ、その内容の深さに学ぶ点が多かっ
   たです。喜多先生の書物を読んでみたいと思いました。
 ★テロリストによる集団殺害が一種の災害であり、公衆衛生で取り扱うべき問題の一つであるという話を聞いて、
   新鮮な視点が得られたように思う。人道支援・国際保健医療援助に取り組むことの困難さを少しだけ理解できた
   ような気がした。
 ★色々なことを考えさせられました。戦争はいけないと一概に言うだけでなくて、背景や現状、原因など様々なこと
   をもっと知り、考えていくことが大切だと思いました。


【開発経済学(山形辰史先生)】

 ★自分の今迄まったく知らなかったカテゴリーの話だったので、非常に興味深くきかせてもらえた。
 ★聴講者は将来国際保健医療を実践したい学生であるために、先生のお話には少し“実際のところ経済は人を救
   うか?”という具体案がなかったように思いました。お話としてはすごくおもしろかったです。現実として現場でぶ
   ちあたるのは経済的問題であるのに、経済はまだ答えを出せないというか経済に躍らされている感じがします。
 ★開発経済は今まで知らなかったが、初歩をよく理解できた。
 ★国際医療を学ぶほど、政治や経済の重要性を感じるので、今回はとても良い話を聞くことができた。
 ★数値化することの重要性と難しさを感じました。現実への反映ということを評価する方法を、もう少し学びたいと思
   いました。
 ★経済学は人々の選択に基づく行動を記述する学問であるということを知り、経済学に対するイメージが少し変わ
   った。とてもプレゼンがうまく、興味を持続して話が聞けたのでとてもよかった。
 ★とても面白しろくて分かりやすかったです。保健医療の問題の根本には経済の問題があると思うので、とても勉
   強になりました。これからも機会があれば学んでいきたいと思いました。


【医療人類学(松山章子先生)】

 ★教育に最後は結びついていくのが、医療・生活レベルを考える上で見逃せないと思った。その教育も、外からの
   押しつけにならないかなど、考えなくてはならないことはたくさんあると感じた。
 ★人類学はローカルな知識を大切にしているので、広く医療を目的として広げていくことは、なかなか大変なことな
   のかもしれないと思いました。
 ★保健所は身近にあるのに、出産・産褥気に何があっても行かない!?その視点が新鮮でした。国際医療で考え
   たとき、海外では医療が貧困で困っているのは知っていましたが、それならヘルスセンターを増やせばいいのだ
   ろうと短絡的に思っていました。しかし、保健所が増えたところで、地元の住民の医療に対する考え方を変えてい
   かないと問題解決にはならないのだと思いました。


【栄養学(石川みどり先生)】

 ★健康の基本は栄養だと思うので、とても役立った。
 ★非常に濃い講義でした。とてもわかりやすかったです。
 ★普段、栄養について学ぶ機会がないのでとても勉強になりました。
 ★まずはじめに栄養問題が人権問題として取り上げられるというのに驚いた。たしかに世界中で食べない人間はい
   ないので、一番身近な医療だと感じた。






 5. 熱帯医学体験!熱帯医学研究所ツアー 10:00〜12:00

■説明

 長崎で開かれる総会ということで、その地の利を活かしたイベントを一つ盛り込みました。日本で唯一の長崎大学熱帯医学研究所の先生方のご協力を得て行われた企画です。 熱帯医学とは何か、その具体的なアプローチ方法は何かを学びました。

■時間割・内容

時間内容
10:00〜10:30熱帯医学とは何か
青木克己先生(熱帯医学研究所所長・寄生行動制御分野教授)
10:30〜11:00熱帯医学研究所海外プロジェクト・KEMURIプロジェクトについて
駒澤大佐先生(熱帯医学研究所・熱帯感染症研究センター)
11:00〜11:30南米の“シャーガス病”
堀尾政博先生(熱帯医学研究所・熱帯感染症研究センター)
11:30〜12:00博物館見学
堀尾政博先生(熱帯医学研究所・熱帯感染症研究センター)


日本ではここでしか受けられない授業を、50名以上の参加者が耳を傾けました。最後は熱帯医学研究所内博物館を見学し、初めて目にする疾患や寄生虫などに驚きの声が上がっていました。



 6. HIV患者さんと考えるワークショップ【国際保健学生フォーラム提供】 10:00〜12:00

■説明

 このワークショップでは、学生として国際保健へどのような関わり方ができるか、どのような態度で関わるべきかを考えることを目的としていました。特に今回は、世界的に大きな問題であり、私たち日本人にとっても身近な問題になりつつあるHIV/AIDSをテーマにあげ、さらにその中でもHIV感染者の方々が置かれている状況について考え、我々にできるHIV/AIDS問題への取り組み方を考えました。

■講師

 桜屋伝衛門(さくらや でんえもん)さん  1974年生まれ。血友病の治療中、小学生でHIVに感染。
 高校生の頃から執筆、講演など多岐に渡るエイズの啓発運動に取り組んでいる。

■参加者の声

 ★貴重なお話ありがとうございました。ご自分の病気について話すことは勇気の要ることだと思います。今回のこの
   経験を活かして患者さんと接していこうと思います。
 ★非常に話がリアルで、将来医療者になる者として心にひびく講演でした。
 ★初めてHIV/AIDSの方からお話を聞く機会を頂き本当に感謝しています。どんな知識も本当の当事者の方の声を
   聞かないと本当の理解につながらないと思いました。
 ★すごく貴重なご意見ありがとうございました。今日の講演をきいてAIDSについて関心をもったので勉強します。
 ★声がしっかりしていて私が思っていた患者さんより元気に見えました。貴重なお話ありがとうございました。
 ★貴重なお話ありがとうございました。これから考える機会となりました。
 ★性行為で感染した方の話は聴いたことありましたが、血液製剤から感染した方の話が聴けてよかったです。
 ★貴重なお話、ありがとうございました。患者さんとの信頼関係を築ける医師になりたいです!
 ★実際にHIVにかかられた方の声をきくことは、とても、貴重で、学生にとって、本当に意義あるワークショップでし
   た。
 ★今回のワークショップでの気持ちは忘れないです。











  ワークショップの様子











 7. 講義上映会 13:00〜15:00

■参加者の声

 4の講義で自分が聞きたかった講義とかぶっていたものをすぐ翌日にビデオ上映しました。2日間の疲れの中、最後までしっかりと講義を受けていかれた学生もいました。




集合写真




◆総会実行委員からのメッセージ◆

 全国に散らばるスタッフでこれだけの規模の企画を作るのはとても大変でしたが、全国から長崎に130名もの熱い方々に集まっていただき、私たち運営スタッフとしても大変嬉しく思うとともに、たくさんのエネルギーをもらった2日間となりました。ご協力いただいた先生方、参加いただいた学生からは多くの嬉しい感想と笑顔いただきました。これからも充実した企画を作っていきますので、ご期待ください!

プリンタ出力用画面 友達に伝える
HP移転のお知らせ
jaih-sのウェブサイトは
下記URLに移転しました。
お気に入りや、ブックマ
ークに登録されている方
は、お手数ではございま
すが、変更をお願いいた
します。
http://jaih-s.org/
jaih-s
国際保健とは
twitter
書籍の購入
amazon.co.jp
ログイン
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失