日本国際保健医療学会 学生部会

 

 2012西日本地方会ユースフォーラム
今、求められている国際保健とは〜MDGsを問い直す〜
第30回日本国際保健医療学会西日本地方会
後援:日本国際保健医療学会





 ■イベントの趣旨説明
 ■実施概要
 ■プログラム
 ■タイムテーブルの各内容の詳細
 ■参加者の感想
 ■運営スタッフからのメッセージ



 
◆イベントの趣旨説明◆

 テーマ: 今、求められている国際保健とは〜MDGsを問い直す〜

開発分野における国際社会共通の目標として「ミレニアム開発目標
(以下MDGs)」がまとめられてから、すでに11年が経過しています。

MDGsは、極度の貧困と飢餓の撲滅など、2015年までに達成すべき
8つの目標を掲げており、国際社会はこれまでこの目標の達成に向
けて一致団結して 努力を続けてきました。

それ自体は、非常に有意義なことであり、多くの指標が実際に改善
に向かっています。

ですが、その一方で、一向に達成の目途が立たない目標も存在します。
その原因は何なのでしょうか---。

そもそも目標設定から10年が経過した今も、MDGsは「現在の」世界
のニーズをしっかりと反映できているのでしょうか---。

こうした疑問から、今回、国際保健分野の世界のニーズを改めて問い
直し、ポストMDGsについて考える機会として、本パネルディスカッション
を企画致しました。

  講師には、国際機関、NGO、学術界、それぞれの立場で国際保健に
関わってこられた先生方をお招きし、国際保健分野のMDGsについて
多面的にとらえ直すとともに、参加者がグループで話し合い、考えを
共有・整理したうえで、ポストMDGsの世界を一緒に想像し、熱く
語り合いました。


 
◆実施概要◆

 【日時】2012年3月3日(土) 16:20 〜 18:20
西日本地方会9:00〜18:30)内の一企画として実施〕
 【会場】高知大学朝倉キャンパス

 【共催】日本国際保健医療学会(JAIH)
 【参加費】学生500円、一般1000円
 【参加人数】73名
 【リンク】日本国際保健医療学会(jaih-s)西日本地方会ホームページ

◆プログラム◆

 タイムテーブル

時間 内容
16:20 〜 18:20 1.講義、パネルディスカッション
第1部:MDGsのいまとむかし
第2部:MDGsを問い直す
2.グループワークおよび質疑応答
グループワーク
パネラーによるフィードバック
総括・学生へのメッセージ


 パネリストのご紹介

【国際機関】
國井 修 氏(UNICEFソマリア支援センター 保健・栄養・水衛生事業部長)


プロフィール:

自治医科大学卒業、学生時代にインドに留学しアユルベーダとヨガ
を学ぶ。アジア医学生連絡協議会(AMSA)の日本代表とアジア代表
を務め、アジア医学生会議、交換留学、アジアでのフィールドスタディ
などを企画運営。アジア医師連絡協議会(AMDA)の創設に加わり副
代表を務めた。栃木県の奥日光で僻地診療の後、フルブライト奨学生
として、ハーバード公衆衛生学大学院に留学。国立国際医療センター、
東京大学大学院国際地域保健学、外務省経済協力局、長崎大学熱帯
医学研究所などを経て、国連児童基金(ユニセフ)に入り、ニューヨーク
本部、ミャンマー事務所を経て、現在はソマリアで子どもの死亡低減の
ための保健・栄養・水衛生事業を統括。


【NGO】
吉田 純 氏(特定非営利活動法人TICO 元ザンビア事務所長)


プロフィール

神戸市外国語大学修士課程にて国際法を学んだ後、オランダ・ライデン
大学法学部へ留学。国際公法修士取得。卒業後、ジュネーブILO本部
及び国際NGOにてインターンを経験した後、国連ボランティアとしてUN
DPラオス事務所へ。「HIV/AIDS予防プロジェクト」及び「女性の地位向
上促進プロジェクト」等の担当オフィサーとして同事務所にて2年強勤務。
2004年11月、ラオスにて開催されたASEAN+3首脳会議のお手伝いを
したことがきっかけで、2005年より在ラオス日本大使館にて草の根無償
案件委嘱員として勤務し、ドナーとしてODA事業に関わる。
2008年5月より、特定非営利活動法人TICO(本部徳島県)よりザンビア
事務所へ赴く。同事務所長としてプロジェクト業務調整、総括を行う。
2011年4月帰国。


【学術界】
依田 健志 氏(香川大学医学部公衆衛生学教室 助教)


プロフィール

1977年北海道釧路市生まれ。高校卒業後上京し東京医大に入学。
北国育ちの反動で熱帯地方へ強く憧れ、大学卒業とともに長崎大学
熱帯医学研究所に所属。2005年タイ・マヒドン大学熱帯医学部にて
マラリアマネジメントコース修了。2007年長崎大学大学院修了。イン
ドネシアのロンボク・スンバワにてマラリアコントロール事業評価調査、
南スラウェシ州保健機能強化プロジェクト事後調査等を経て、2009年
よりハーバード公衆衛生大学院に研究留学。2010年9月より現職。
2011年はマリ共和国にて飲料水源と健康についての調査、タイのプラ
イマリヘルスケアを学ぶ短期研修のコーディネーター等を務めた。





◆タイムテーブルの各内容の詳細◆
 
 講義・パネルディスカッション

第1部:MDGsのいまとむかし、第2部:MDGsを問い直す、の2部構成で第1部
は國井修先生に国連での活動のご経験を元に、MDGsが設定された経緯やその概要
、問題点について概説講義をしていただきました。続く第2部では、3人の講師の先生
方にそれぞれ、国際機関、NGO、学術界の立場から、MDGsの目標設定やポスト
MDGsについて語っていただき、MDGsのそもそも論について議論しました。異なる
バックグラウンドの先生方が議論することで、異なるアクター同士の関係がよく
わかり、より包括的にMDGsをとらえることができたのではないでしょうか。



 グループワークおよび質疑応答

後半のグループワークでは、学生と本企画に聴衆として参加されている先生方が複数
のグループに分かれ、パネルディスカッションの内容を元に質問を出し合いました。
学生の新鮮な視点と先生方の知識とご経験に基づいた考察が融合し、非常に鋭い質問
が多く出されました。それらの質問を受け、講師の先生方にそれぞれのお考えを聞く
ことで、MDGsに対する理解がより深まり、多くの疑問点が解消されました。また
最後には、先生がたより、学生に向け激励のメッセージを頂きました。



 当日配布資料

以下に、当日会場にて配布いたしました2012西日本地方会ユースフォーラムの冊子

を添付しております。冊子は、MDGsについての基礎知識やディスカッション
トピック等を盛り込んだ盛りだくさんな内容となっておりますので、ぜひご覧
いただければ幸いです。

当日配布資料(PDF)

 
 
◆運営スタッフからのメッセージ◆

西日本地方会ユースフォーラムの運営を担当していた宮崎大学医学部医学科の
山下創です。長崎県立大学看護栄養学部看護学科の中瀬愛里、北海道大学医学部保健
学科看護学専攻の小川玲実と共に3人でユースフォーラムを企画させていただきました。

今回、記念すべき第30回日本国際保健医療学会西日本地方会が開催されるにあたり、
「学生らしい企画を」ということで大会長の菅沼先生よりお声かけいただき、西日本
地方会本学会のプログラムの一部をお借りする形で、jaih-s主催のユースフォーラム
を開催させていただくことができました。今回のユースフォーラムのテーマ「今、求
められている国際保健とは〜MDGsを問い直す〜」はミレニアム開発目標の達成期限で
ある2015年まであと3年と迫った今、あえてそもそも論に立ち返り、参加者の皆さん
に一度常識を疑ってもらいたいという思いから設定いたしました。MDGsというあまり
にも壮大すぎるテーマではございますが、本会をきっかけに、参加者の皆様に「誰も
が常識だと思っていることを疑ってみることの重要性」をご理解いただき、国際保健
の世界において、本当に求められている協力の形を見つける一助としていただけたの
であれば、幸いの至りです。

最後になりましたが、本会を開催するに当たりお世話になった菅沼先生はじめ高知大
学の環境医学教室の皆様、講師の先生方、そして本会の開催に向け尽力いただいた
jaih-sの現役運営委員、OBGの皆様、そして全国各地よりお越しいただいた参加者の
皆様に、心より御礼申し上げます。どうもありがとうございました!


ユースフォーラム終了後に。先生方・参加者の皆さん、ありがとうございました。
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